Poem

□消えぬ桜を胸にとめ
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何故哀しいのだろう…?
振られるなんて最初から分かっていたのに―
叶わぬ恋だとは分かっていたのに…
―なのに何故こんなにも哀しいのだろうか…
自分で分かった上でやったことなのに―

どうして消えてくれないの?
いっそのこと全ての記憶が朽ち果ててしまえば良かったのに―…

まるで桜の花びらが如く儚く散ってしまった私の恋
桜、天空を舞うが如く私の恋桜も天空へと舞い消える

けれど未だに舞わない桜がある…
それは…あなたへの想いの強さが秘められた花弁
その花弁は私の心中に“哀しみ”という形で存在し続ける―

お願い…どうか最後の花弁も天空へと消えて―
記憶を…辛い記憶だけを持つのはもう嫌―

けれどあなたのことは例え振られたとしても忘れたくない…
これは私の我が侭なのだろうか―…?

でも…
せめてあなたに想いを告げたという勇気だけには自信を持っていたい
結果は失恋だったとしても大事なものを沢山得たんだもの…
だから私は前に進むの
今がどんなに辛く悲しくても―…いつかくる明るい未来のために―…
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