連載 夢小説(戦国BASARA)


□今夜、月のなる頃に
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今夜、月のなる頃に 001
発行日時:11/08 12:30:13

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はて?

ここはどこなんでしょうね?

周りを見渡しても緑しかない
緑、緑、緑…
どうやらここは山の中になるらしい
どうして自分はここにいるのだろうか?
さっきまで自宅にいたはずなんだけどね
ベッドに転がっていたはずなんだけどね


がくんって落ちるような感覚と共に気付いたらこんな所にいた

何が起きたんだろう?
夢…かな?
とりあえず…
夢ならこのまま昼寝しててもいいけど、なんとなく背中が痛い気がするから起き上がる
乱れた髪の毛を手櫛で整えて、服についたほこりを手でかるく払う
きょろきょろと周りを見渡しても
うん、やっぱりしらない所

とりあえず…


「ちょっと歩いてみるか」


道という道はなかったけどとにかく進めそうな方向に進んでみる
夢だったら別に、遭難しても大丈夫だよね?
歩いて数分くらいだろうか
目の前が大きくひらけてみえた
丘の上?がけ?みたいな所にでる


「ほんとここどこ?」

見渡す限り緑が広がっていた
遠くの方になにかが見えた
畑?田んぼ?
ここはどこかの田舎なのだろうか?
もう少し寄ってみようかな
急な丘を降りられそうな所から少し遠回りしておりてみる
どのくらい歩いたかな?
正直裸足の自分にはちょっとばかりきつかった
夢の中なのに足が痛いんだね
本当はもっと行ってみたいけど…
諦めて、草原の中に寝転がった
青空は凄く澄んでいて綺麗だった
気持ちいいな
そういえばこんなにゆっくり空を見上げたのっていつぶりだろう?
なんて考えてみたりした
なんか…のどかだった
このまま昼寝して起きたらベッドに戻ってるのかな、なんて思いながら目をつぶる




ん?
なんか
遠くで女の人の悲鳴が聞こえたような気がした
気のせいかな?
目を開けてみる
相変わらずのどかな青空が広がっていた
でも
なんか胸騒ぎのようなものを感じた
なんか、嫌な気持ち
すると、もう一回。
さっきと同じ人かな?
女性の悲鳴が聞こえた
なんかちょっと嫌な気持ちになった
起き上がると、その声のしたような気がする方に、森の中に足を運ぶ
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