怪盗クイーン
□甘い夢
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その少年はぐっすりと眠っていた
「ジョーカーく〜ん!」
隣にいる人物が起こそうとするも少年・ジョーカーは起きる気配を見せない
「しょーがないか…
昨日あんなに疲れさせたからね」
怪盗クイーンは美しい銀髪を揺らめかせ、
少年の寝顔を見て微笑する
その微笑はまさに天使のようだ
「どうしようかな…」
しばらく考えた後、クイーンはすぐにジョーカーの眠るベッドに駆け寄る
ちゅ
とたんにジョーカーは目を開けて顔真っ赤をする
「な、何するんですか!?」
「君がなかなか起きないからだよ」
「だからってキスするのはやめてくださいっ」
「顔真っ赤だよ〜
ジョーカーくん、純情ぉー♪」
返事を返さないジョーカーを尻目にクイーンは続ける
「はい修行始めるよ」
「…わかりました」
ジョーカーはクイーンの前で構える
「昨日の復習からだ
覚えてなかったら今日もおやつなしだよ」
「え―っ」