こころはからだの
どこにあるのだろう





一見、ただ綺麗だと思うこの花も
実は複雑な作りをしている
複雑さ故に成り立ち
複雑さはいのちの糧


 







コトバは時に
そのものの真実を奪う

わたしはこの名に
真実を奪われた

閉じ込められた
とても小さな場所に


時に逃げようとした
はいあがろうとした
棄てようとした

そしていま
旅立とうとしている






【迷路】

迷い込んだ道は
わたしを知るための手がかり

方法なんて
ひとつもなくて

ぐるぐるまわって
歩き続けて

何よりも時間が味方だったことを
そのうち知ることになるの




『鏡』

心を闇とするならば
その窓は『鏡』となる

開くこともできたのに
閉じ込めたのは私自身

闇の中に浮かぶ鏡
見つめることも出来たのに、

カーテンを閉めたのは私


闇の中に浮かぶ鏡
そこに写るのは
単に私の顔

朝になれば光が差し込む
空が見える窓

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