love story(R-18)
□愛情快楽主義者
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―――静寂が続いていた。
暗く、何処までも続く長いトンネルの様だ。
俺は今の状況を把握するのには少し時間がかかった、と言うよりは把握出来なかった。
何しろ今、俺の腕は縛られそして手に持っていた刀さえ無いのだから。
此処は何処なのか。
俺は何をしているんだ。
ゆっくりと瞼を上げ辺りを見回す。何も無い
何処かで見たことのある風景だが思い出す事が出来ない一護はただ、天井を見つめていた。
ふと、手の平に何かがぶつかった。
段ボール…?
なぜこんな所にこんな物が…?
ガラッ
!!
閉まっていた扉が開いた。