短い夢

□お題
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02.君は何も知らない(それで、いい)



「あ、お兄ちゃん。おはよう」


朝起きれば京子がキッチンに立っていて



「おお!極限におはよう京子!
今日は京子が朝食を作っていたのか?」



この頃、京子は朝早く起きて朝食を作るようになった



「うん!今日は、お味噌汁に鮭の塩焼きと玉子焼きなの!」

「おお!極限うまそうだな!」

「ふふ、ありがとう。じゃあ、一緒に食べようか」

「ああ、そうだな」



京子は俺が今どれだけ嬉しいと思っているかわかっていないだろう


俺のためだけではないが京子が作る料理が食べれる

これはまだ家族だけの特権だ









家族という自分の言葉にツキリと痛む心に頼むから気付かないでくれ――
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