神々の祈り

□灰色ロマンス
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第一話





飛び出してきたものは人間には到底見れない球体の物体


『……《無限大の可能性(ドリーム・イリュージョン)》“千本桜”』


朔弥は宙に現れた刀をその手に持ち構える



球体の物体は銃をこちらに撃ってきた




ドドドドドドドドドドド



朔弥が後ろに跳び避けるが後ろにも球体の物体がそれを身体を捻りながら刀で切る



無理な体勢だったため浅かったがそれに片手を向ける



『“破道の六十三 雷吼炮”』


掌から雷がが打たれその物体に直撃する



直撃した物体は苦しそうな叫びを天に向け崩れた
















そしてもう一体の物体が朔弥に向かってきた




『“散れ 千本桜”』



静かにリンとした声でそう囁けば

朔弥が持っていた千本桜の刀身が桜のように散り敵を切り刻む




そして―――



ドンッッと大きな音をたて破壊された





《ありがとう》



破壊されたモノに背を向けた朔弥の耳にそんな声が聞こえた気がした

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