長編
□ゼロの使い魔 愛
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「陛下、ルシアただいま参りました」
「ふむ、よく来た」
ジョゼフ陛下が王座に普通に座っている。いつもならどこからともなく現れるのに...
「今日はどのようなことでしょうか?」
「いよいよ、計画を始動させるときがきた!」
「了解しました」
「お前には娘達と共にトリステイン魔法学院に行ってもらう。」
「シャルロットもですか?」
「そうだ!」
「しかし、王族が通うとなると色々と面倒なのでは?」
「構わん。お前に従順なのだ、うまく使え!!」
「はっ」
陛下の顔が緩んだ。
「話が変わるが、シャルル達は元気か?」
「はい、伯父上」
「そうか。シャルルに偶にはこっちに遊びに来いと言っておけ」
「分かりました」
陛下の顔が元に戻った。
「ルシア!」
「はっ」
「計画の成功はお前にかかっている、頼んだぞ」
「はっ」
「うむ、行っていいぞ」
「失礼します」
お辞儀をしてその場を去った。帰ろう...