BL・Story

□受
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「痛っ…」

「銀さん?どうしました!?」

「目に何か入ったかも…痛ぇ…」

「え?大丈夫ですか?」

「痛ぇ…新八ィ見てくんね?」

「あぁ、はい。分かりました。どっちの目ですか?」
「右ー…」

「右?えっと…んんっ」

え?
何?よく分からない。

唇に何か…柔らかい…

「新八…お前、油断しただろ?」

そういってニヤリと笑う銀さん。

「え…今…何を…」

「キス。チューだよチュー。唇を奪わせてもらいましたぁ」

あぁ、キスか












………………ん?



「キスぅぅぅぅぅ!?」

「そ。」

「ななななな何してんですか!?男同士ですよ!?いや、そういう問題じゃないけど」

「んだよ、新八くん。最近はね"ホモ"とか"びーえる"とか流行ってんだよ」

「いやいやいやいや!!そういう問題じゃないって!!つーか、何?そういうの興味あったんですか!!??」

「だってよ、新八のこと好きだしー」

「女を好きになってください!!…って…何してるんですか」

そう、僕はさりげなーく押し倒された

「食べようと思って」

「な、な、な、な、な、何言ってんですか!!??」

「うるせーな、新八は俺のこと嫌いなのかよ」

「いや…嫌いじゃないですけど…」

「じゃあ、問題ねぇな」

そういうと銀さんは再びキスをしてきた

でも今度は触れるだけのキスじゃない…

「んんっ…ぎっ…銀さ…」

「…そんな顔すんなよ。止まらなくなる。」

とうとう、銀さんの手が着物に入ってきた。

「銀さん…それは…さすがに…」

拒んでいるようで拒めない。

何故?
嫌じゃないということなのだろうか…

「うまそ…」

そういって銀さんは僕の体に舌を這わせる

「んぁっ…銀さ…ん…」

「やべぇ…可愛い…。…神楽とお妙に感謝するぜ…」


行為が激しくなる中一瞬でも




"男同士も悪くない"


と思ったなんて誰にも言えない。




一瞬でも




"気持ちいい"


と思ったなんて絶対に言えない。








でも…








"また…して欲しい"









…それは嘘じゃない。











→あとがき…
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