死人に捧げる花の名は

□登場人物
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安倍家

安倍 昌樹(アベ マサキ)

安倍家の末孫。千年前の『安倍昌浩』という人物の生まれ変わり。
記憶は全くない。時々、本当に昌浩の生まれ変わりなのだろうかと疑問に思う。
四年前に双子の兄を事故で亡くしており、その事をずっと気に病んでいる。
性格は素直で努力家。困っている人を見捨てては置けない性質だが、大抵自分だけではどうにかならない方が多い。
自分の事すら満足にできないのに他人のことを気配りすぎて自滅するタイプ。
少々泣き虫なところがあり、情にもろいところもある。
見鬼も陰陽術の腕もかなりのものだが、強い術を使うと精神と体が持たずに気絶してしまうのが玉に瑕。


安倍 春明(アベ ハルアキ)

安倍家当主。もう七十は過ぎているのにまだピチピチじゃと言う元気なおじいちゃん。
『安倍清明』の記憶を持っているが、その事にあまり執着してはいない。
その記憶を悪用して術を開発したり、孫や神将をからかうのを生きがいとしているお茶目な人。
性格は千年前のものをそのまま映したような狸っぷり。(神将談)
霊力は昔ほどなくひっそりと田舎暮らしを楽しんでいるが、遠方から舞い込んで来る依頼などをこなして生計を立てる。


安倍 浩明(アベ ヒロアキ)

四年前に亡くなった昌樹の双子の兄。
山で足を滑らせて崖から落ちたのだが、遺体は見つかってはいない。
見鬼もなく、妖や神様の存在を真っ向から否定するリアリストだった。
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