詩
□赤い糸
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ナイフで引いた赤
ボロボロになった肌
君がいなくなった
冷たいこの部屋で
何度も引いた赤
ボサボサになった髪
君がいなくなった
空虚なこの部屋で
愛してるって 君
笑って言った 君
はにかんだ君を
私は愛していた
消える 消える 切れる糸
澄んだ 澄んだ 墨の黒
切れた 切れた 赤い糸
私は引くの 何度でも
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
死んでてもかまわない
生きていようがかまわない
この際どうでもいいよ
君が手に入るならば
見えなくなったのは
君のほうだよ
この際どうでもいい
この声が届くなら
死んだっていい
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ