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□くすぶる感情
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「っ、はぁっ、帝人先輩・・・っ」
狭い自分の部屋で、帝人は青葉のモノを受け入れていた。
青葉は余裕なさげに、抜き差しを繰り返している。
「はぁっ、はぁっ、先輩っ、帝人先輩っ!」
恍惚とした表情で自分を犯す青葉を、帝人は冷めた目で見ていた。
青葉の動きが帝人に与えるものは快感とは遠く、帝人は不快感を募らせる。
「・・・帝人先輩・・・・・?」
青葉は一旦動きを止め、愛しむように帝人の顔を両手で包む。
「気持ちよく、無いですか?」
「全ッ然・・・ほんと使えない下僕だよね」
帝人は溜息とともに言った。
その気怠げな様子は、帝人の意に反して、なんとも言いがたい艶をはらんで、青葉のモノの質量を増してしまう。
「・・・っ」
思わず息を呑んだ帝人を見て、青葉は探るように、ゆっくりと帝人の中を動き出した。
「はっ、・・・っあ!」
そのうち青葉は、前立腺を探り当てた。
ぞわっ、という快感の波が、帝人の背中を駆ける。
さっきまでの余裕をなくした帝を見て、青葉はにやりと笑った。
「ここ、気持ちいいんですか?」
「・・・っ、しね」
「潤んだ目で睨まれても怖くないです」
「う、るさぃ・・・あぁっ、は、っん」
襲い来る快感の波に揉まれ溺れて、半分萎えていた帝人のモノは立ち上がり、今では先端から蜜を垂らしている。
まだその快感になれていない帝人の体は、かつてない感覚にがくがくと震えていた。
限界が近づき、無意識に青葉のモノをきつく締め上げる。
「すごっ・・・先輩のナカ、きゅうきゅう締め付けてくる」
「あああ、あ、ぅっ・・・ふっ」
もはや帝人の思考は溶け出していて、卑猥な台詞に言葉を返すこともできなくなっていた。
口の端からはひとすじ、唾液がたれている。
自分も限界を感じた青葉は、その唾液を舐め取ると、前立腺を更に激しく攻め立てる。
「っっあ!・・・っ、うぁ、やめ、頭、とぶ・・・っ」
「っ、帝人先輩っ」
「はぁっ、あああっ!」
帝人のひくつく肉壁に追い立てられ、青葉は帝人の中に精を注ぎこんだ。
その感覚に、帝人も精を放つ。
数秒間、荒く息をする音以外、静寂が部屋に浮んだ。