02/20の日記
12:08
詩のようなもの 2
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私は想像した
そこには地平線の果てまで草原が広がっている
私は想像した
視界を遮るのはたった一本の、しかし太く高い大樹
私は想像した
その木陰で誰かが寝息を立てている
私は想像した
私は想像できなかった
誰だろう
それは誰だろう
私はいったい、誰にそこに居てほしいのだろう
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11:44
詩のようなもの「箱庭」
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光の溢れる箱庭は
爽やかな風で満ちている
光の溢れる箱庭は
夢と希望で満ちている
だけど
だけど
そこには少女が一人きり
他にはだあれも居やしない
光の溢れる箱庭には
木洩れ日生む木がただ一本
光の溢れる箱庭では
少女が一人で無表情
光の溢れる箱庭なのに
どうして
どうして
雲一つない
どうして
どうして
淋しい青空
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