□人魚姫
21ページ/21ページ

────────────



薄れゆく意識の中、夜とともに消える体を思う。
でも、いいの。わたしにはもうなにもいらない。


窓から差し込む朝日。

あなたの手をすり抜けて、わたしは泡になる。





END(23.4.9)
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ