□ハイトク
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だけど、ある時行きついたんです。

あなたを見続け、想い続けた俺は、やっとわかった。
そしてそれは、簡単なことでした。


欲望さえ抱いてもらえたら、前述した柵なんて、なんてことない、と。

そう、必要なのは、俺を「抱きたい」という、あなたの性欲。



実行は、2年がかりになりました。

あなたが徳に背きたくなるよう、ゆっくり、けれど確実に、俺は、あなたを導いていった。






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