紅家御題企画本
「紅花草子─こうかそうし─」

各々御題を二つ出し合い、出揃った六点に紅家六人(邵可・黎深・玖琅・百合・絳攸・静蘭)を主人公にした作品集。
※御題には必ず色を入れる事という決まりがありました。
どの御題の主人公を誰にするかも誰がどの御題を執筆するかも厳正なるアミダクジによって決まりました。
※但し当人の出した御題は当たらないようにしました。


「作品名」(主人公)
⇒執筆者・出題者

「紫の空の果て」(邵可)
⇒幸樹・辻城はっち様

「白い雪、散るは紅」(静蘭)
⇒ゆうやけぐも様・辻城はっち様

「黒暈」(百合)
⇒ゆうやけぐも様・幸樹

「黄昏に遭う」(黎深)
⇒幸樹・ゆうやけぐも様

「潤桃」(玖琅)
⇒辻城はっち様・幸樹

「青天に舞う雪」(絳攸)
⇒辻城はっち様・ゆうやけぐも様


※掲載順は作品の中心になる場面を元に、時系列に並んでいます。


皆様からコメントを頂きました↓

 



 
■ゆうやけぐも様よりコメント

「三人で本を作れたらいいなぁ」
密かに憧れていた気持ちを、思いがけなくお誘いいただき、『紅花草子』に参加させていただきました。お題とキャラをくじ引きで、という今までしたことのない方法で、私のもとにきてくれたのが静蘭と百合。

静蘭は同時期に書いていたコピー本に納められない部分を、真っ白な雪と赤い花に託して書きました。静蘭の記憶にある雪景色が、血塗られた惨劇の場面ではなく、平穏な赤い花の咲く景色になりますようにと祈りを込めて。

百合は、邵可に惹かれていたはずの気持ちが、成長とともに黎深に傾いていく軌跡を描いたつもりです。黎深に無理強いされたのではない、流されたのではない。黎深を黎深だからと認めて崖っぷち人生でも寄り添うことを納得して欲しかったのです。

他のお二人の細やかな描写と比べると恥ずかしい限りですが、大好きな静蘭と百合に幸多かれと心を込めました。

少しでもお楽しみいただければ幸いです。

最後に、お誘いくださり、企画編集印刷と全てに動いて素敵な本にしてくださった幸樹様と、ご一緒してくださったはっち様に愛と感謝を捧げます。
 



 
■辻城はっち様よりコメント

↓潤桃のあとがき
『キャラとお題が決まった時点で一番書いてみたい組み合わせでした。
書かせて頂けて嬉しいです。

三兄弟はそれぞれ、何だかんだ百合に心乱されてたらいいと思います。
百合と玖琅は、お姉(兄?)ちゃんと僕、みたいな感じなんじゃないですかね?
玖琅も、邵可や黎深と違った意味で懐いてるんじゃないかな〜と思いながら書きました。』


↓青天〜のあとがき
『いつもサイトで絳攸ばかり書いているので、違うキャラ書くいい機会だわ!と思ってたらまんまと絳攸に当たりました。いやいや嬉しかったですが…!

青天という言葉から、『黎明』のあとの、何も持たなくなった、でもふっきって自由になった絳攸がイメージされたのでこんな話に。
燕青の役回り、実は最初は秀麗で考えてたんですが、絳攸となんのしがらみもない人物の方がいいなぁと考えて配役し直しました。……変な組み合わせですね。』

 



 
■幸樹よりコメント

邵可と黎深を引き当てて、実は苦笑。書くより読みたかった‥!が本音です(笑)

はっち様からの「紫の空の果て」は、紫と言えば連想する方を…と考えているうちに、移り変わる空の色は邵可、先王、そして鬼姫から魁斗へと繋ぐ色だなぁと。
移り変わる空の色を見つめながら大切な人達へ想いを馳る邵可の独白になってしまいました。

ゆうやけぐも様からの「黄昏に遭う」の方は黎深が遭う良くないものとは…と考えていたらあのようなお話に。
遭った相手の具体的な名前は出しておりませんが皆様が想像された方で間違いないと思いマス。
実は原作で、黎深が皇毅や晏樹に言われて嫌々ながらも礼を取ったのが意外でした。
そこからの連想で黎深がきちんと礼を取る訳…を考えてみました。
黎深には黎深なりに官吏としての自覚があったのならいいな…と。
ちょっと苦しいですが、悠舜が州尹になって直ぐに黎深や鳳珠も尚書になった設定になってます。






(最後に…)
ゆうやけぐも様、はっち様ご参加本当にありがとうございました!
お読み下さった皆様にも心から感謝します…本当にありがとうございました!

 


[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ