□お父さん
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僕の父は、兄ばかり可愛がる人だ


僕は小さな頃から兄が大好きだった

それは今でも昔と変わらないけど

僕は父が兄を可愛がるからといって兄に嫉妬したこともなかった

それが僕にとって当たり前の事だったから。


僕はいつも兄の次。


ただいまを言うときも始めに兄の名前を呼んでから。

兄がいなければ何処だろうと家族に聞く。


お菓子を買ってくれた時も兄に先に渡してから僕に。

おこづかいをくれる時も兄が先。

何をするにしても僕が一番に呼ばれる事はなかった

呼ばれる事があっても、それは兄がいなかった時だけで。


だから小さな頃はよく一人っ子に憧れをもったのかも知れない。




色々な事もあって僕は父が大嫌いだった
…というより生理的に受け付けなかっただけかも知れないけど。




父は今でも元気に仕事をしている


父のいる時は家での僕の居場所が無いような気がしてたまらない。
何時になったら僕はトラウマから解放される時がくるのだろうか?
 

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