パンドラハーツ

□願い+下
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『シャロン』






とくん




彼が名前を呼ぶと心が暖かくなる。







『シャロン』




















もう一度名前を呼ばれた時には目の前にブレイクの顔があった。

素直になろうと思うが恥ずかしくて顔が上げられない。
するとブレイクは顎に指を絡め上を向けさせてきた。












その瞬間自分を真っ直ぐ見つめる宝石のような綺麗な緋と目があって




吸い込まれてしまいそうだとシャロンは思う。






ブレイクはそのまま微笑み





『…君をどうしようもないくらい……』























“あいしてマス”














そう耳元で囁き,それからゆっくりと口付けた。












―――あぁこんなにもキスが甘いと感じるのは貴方だからでしょうか?


こんなに幸せな時間を過ごしているとこの時間が永遠だと勘違いをしてしまいそうになりますわ。


永遠なんてどこにもない



そして私達に残された時間は僅かでしょう



少しでも永くしあわせ











そう願わずにはいられなかったの




end
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