匣の夢

□■05
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昨日の事が頭から離れない。

判らないそれは渦巻いて。
落ちて堕ちて…?
















確認の為にも言っておくが知り会ったのはつい最近で,お互いがお互いを知らなかった。多分廊下で一,二度すれ違った事があるかもしれない。…ただそれだけだ。よくいる赤の他人。そんな風にワタシ達は他人だった。


【君がしつこく付き纏うから】

何故かワタシに勝てると思っている,何時も勝負勝負と五月蝿くて。



【ブレイクは言いふらしたりするような人じゃないだろ】


昨日の言葉。

信頼,信用のなんてあやふやな事か。


ワタシが裏切らないと本気で思っているのだとしたら,御門違いも甚だしい。

そう思う一方,別に裏切る必要はないと思う自分がいる。

積極的に裏切るつもりは無い。

(もしかしたらワタシはお人好しなのかもしれない)(なんて戯れ言以下の戯れ言だ)



結局

厄介だと思っていたモノは更に厄介なモノになっていた。































これは鬱々と苛々とした感情で迎えた5日目の御話。
そしてワタシの元へ君が来る理由がやっと判った御話だ。


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