匣の夢
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【誰だって友人の事くらい人に話すだろ?】
【……………………】
【………………】
言っておくが…今現在ザークシーズにフォークを突き付けられている状態の私にだって言い分があるし，そうなった経緯も勿論ある。
その経緯を話すとなると…，本来ならザークシーズ=ブレイクがやらなければいけなかった仕事を私とカレンが処理していたあの日まで遡らなければならない。
気紛れと言うか，……正直に言うなら憂さ晴らしと言うか………そんな些細な感情から始まったどうでもいいような微細な話，手探りな記憶で，曖昧な箇所もあるが…それでも良いなら聞いてほしい。
【それはほんの日常の…奴の仕事を片付けていた合間に起こった出来事で―――…】
