-詩-
□共鳴する魂の音
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初めて会ったとき 君に 全てが帰結するのを覚えた
多分僕らは 細胞が分化するずっと以前から
お互いを知っていたんだね
きっと遥か遠い昔
一つだったはずの身体が
時間と薄汚れた空間を過ぎるうち
いつの間にか二つになってしまったんだ
もう一度君と交わりあえたなら
もう一度君と一つになれたなら
この身体を溶かしてくっつけて
もう二度と離れずにいられるのに
もし次に生まれ変わるなら
今度は一つの身体になろうよ
君と同じ組織液を共有したいんだ
地球が闇に呑まれる日まで
ずっと融合しあいたいよ
僕には君が
本当は全てなんだ