〜交響詩〜

□平和の創造<神>
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平和を
望んだから、
私は
あの国に
平和をもたらした。
人々が
互いに
傷付け合わないように。

でも
人々は
ただ染まって
いくだけで。
何も
変わろうとしない。
少しは
幸せに
目を向けて欲しい。

『平和ボケ』
この4文字で
何が
言いたいのか

『つまらない』
この5文字で
何を
伝えたいのか



ワカリマスカ?





簡単に

言うなら




「「慣れ」」



そんなつもりは
なかった。

ただ
祈り続けて
絶えた
あの少女の
命の
叫び

いつまでも
耳の中で
反響し続けて


苦しそうで
でも
あまりにも
汚れを知らなくて


だから、
私は
願いを
聞き届けた。



『日本がけんかしないで、早く、みんなで笑い合いたい。』


失った
ものが多すぎた。


少女の
『みんな』は



あの光に
熔かされた。


だから



せめて、


日本が
争わないように


鎖をかけた。










それから約70年。




願い、




叶えたよ。





でも、
何も知らない愚かな人民は再び争おうとしている。
少女の
祈りは
何だったのか?



あのはかない
魂は

何故、



孤独で



旅立たなければ

いけなかったの?




争い




望むなら、



私の




この力で







地球ごと









消してしまいましょう。

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