短編小説
□新3馬鹿
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「ガゼルくん、バーンくん。
朝からなにをしているんだい?」
寝室から出てきたばかりのアフロディは、機会音が鳴り響くリビングに降りてきた。
「ゲームだよ。アフロディもやってみるか?」
「面白いのかい?」
「面白いぜ!!やるか?」
「う〜ん…やってみようか…」
人生初のゲームを体験するアフロディ。
その危なっかしい様子をガン見するガゼルとバーン。
「うわぁ、ちょ、ヤバいっ!!ああぁぁぁっ!!…やられた」
「Σぶっ」
「ちょっとガゼルくん!!
笑わないでくれよ!!僕だって頑張ったんだ!!」
「笑ってなんか…ない…フフッ」
「笑ってるよっ!!もうっ」
アフロディは顔を真っ赤にしている。
「おい、ガゼル!アフロディは初めてやったんだから、笑ってやるなよ!!」
「だからっ…笑ってないと…フッ…言っているだろう…フフッ」
「ガゼルくんの馬鹿っ!!
ヒドイよっ!!」
半泣きのアフロディをバーンが慰めている。
その横でガゼルは笑いをこらえている。