短編小説

□運命なんてない
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ガゼル様は私たちのチームであるダイヤモンドダストのみんなに優しい、頼れるキャプテンです。
なにかと励ましてくださったり練習に付き合ってくださったりします。

それだけでもステキなのに、ガゼル様ときたら…
さらに美しいのです!!

フワリと揺れる青白い髪…
宙に舞う脚線美…
キリリとなにかを見据えた瞳…整った美しい顔立ち…


とにかく素晴らしいのです!!




私はそんなガゼル様に、お日様園にいたときから好意を抱いていました。






今でも、ずっと…。















「クララ!練習に戻るぞ!」

『はいっ、ガゼル様!』



ガゼル様と一緒にグランドに出たまでは良かったのですが…。


今日はプロミネンスとの合同練習。
つまり…

私の敵であり、ガゼル様の恋人であるバーン様がいらっしゃっているのです。









「ガゼル!次、なにする〜?」

「そうだな…」






ほら、バーン様が話かけただけで二人きりの世界が出来上がってしまう。


あぁ、いやな人。

バーン様…





  
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