短編小説

□運命なんてない
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ガゼルはオレの恋人だ。
お日様園にいるときはそういう感情だとは気づかなかったけど今となっては、あの時からガゼルが好きだったんだと思う。

お日様園を出てからはみんなバラバラのチームにいる。
ガゼルもオレもそれぞれのチームのキャプテンとして頑張っている。

ガゼルはとにかく可愛い。
笑った顔も、泣きそうな顔も、スネた顔も、照れた顔も…。
すべてがとにかく可愛いくて、愛しい。

そのせいでガゼルにはたくさん悪いムシがついたみたいだ。



ガゼルの率いるダイヤモンドダストのメンバーの奴らだ。


ガゼル様☆ なんてふざけやがって…
どうせオレがいないのをいいことに、ベタベタしてんだろ!!
ったく…妬けるぜ…

ガゼルもちょっとは意識しろよな…



特にあの、クララとかいう女。あいつ無駄にベタベタしすぎなんだよ!!


それがムカつくから今日はオレのチーム・プロミネンスとの、合同練習にしてやった。


ざまぁみろ!!





…と思ったのもつかの間。

ガゼルはそのクララとかいう女を連れてきやがった。


お前なぁ…






  
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