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□蓮歴記
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のどか。
一言で表すとそんな場所にある学校があった。
紅心中高等部(クレナイチュウコウトウブ)。
中高一貫の政府の機関だ。
「ふあっ…寒…」
ここが俺の学校…
になる場所。
「…じじいのやつ早くぽっくり行かないかな…」
ポケットにてを突っ込む。
少しあったかくなった気がする。
「君?」
「んー?」
「校門の前に立ってると迷惑なんだけども?」
一人の教師が俺に話しかける。
「あー…・・」
教師が苦い顔をする。
俺の耳元をチラチラ見てくる。
…ピアスか?見てんの…
「ここの生徒?」
「・・・・」
注意される気がしたので
俺はさっさと構内に入った。