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□蓮歴記
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 時は変わって。



 「はあ?転校生?」

 「バカかい?話聞いてろっつの!」



 本の端で俺の頭をごつく。



 「いった!!それ、角すんごくとんがってますけど・・・」

 「人の話を聞いてない光が悪いってことで♪」

 


 奴は俺に微笑みかける。

 俺には悪魔の笑みにしかぶっちゃけみえない。




 「・・・・・・で。転校生ってのは…?」


 「だから転校生じゃないって。・・・ずっと不登校だった生徒が登校してくるんだってさ。」




不登校?

その単語に俺の耳が過剰に反応する



「・・・不登校、ねー」

「あはは☆光は真面目だからそういうの許せないタイプでしょ。」

「・・・真面目じゃない・・・」



俺は奴を睨む。



「照れなくていいって♪」

「今の言葉に照れる要素がどこある!!」

「さあ?」



奴―――畠山湊が面白そうに顔をしかめる。


俺と湊は長い付き合いだ。

だから自分との違いとか・・・なんつうかそんな感じのを分かってる。


まぁ真面目とかそういうのは思ってても言わないでほしい。



「で、光ちゃん。」

「ちゃん付けすんじゃねえ!」

「はいはい。で、お家から電話があってね?その不登校の子がさー今日登校してくるって。」

「んまた・・・なんで?」

「いや?一応言っといた方がいいかなーって。」

「そうじゃなくて」



ふうっと息を吐く。
湊はなんで?と言いたげな表情だ。



 「なんで急に登校しようとか言いだしたんだ?そいつは」

 「知らない。ただ面白くなかったんじゃない?日々の生活がー♪」
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