短編・嘘予告

□我慢の限界 
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今回は、なのは視点

 私、高町なのは。今年で小学二年生になります。今日は私の兄弟のようであり従者?のような関係である士郎君について。

 私のお父さんと同じ名前をしている士郎君は、なんというか…もてます。

 ……士郎君はいつもそのことを否定しているけど私はそうであると確信しているの。

 このまえもクラスメイトが家の近くで怪我していたとかで、赤くなっている女の子の手を引いて家に連れてきたり、勉強で困っているとか言って、別の女の子の家に行ったりetc...

 いっつも女の子を見ると手を出すの!そういうのを“はっぽうびじん”って言って、そういうのはさいていなおとこだと私の友達のアリサちゃんが教えてくれました。

 うーん。でもさいていは言い過ぎのようなきもしないような…。

 ……とにかく!昔はいつも私と一緒にいてくれたのに、最近は、そうアリサちゃんたちと友達になってからからは全然なのはに構ってくれないの!

 そのことでまずはお母さんやお姉ちゃんにそのことを相談しました。まずは自分の今の気持ちを伝えることが大事だと教えてくれました。思いが伝われば士郎君もきっとこたえてくれるそうです。

 ……そのとき「なのはもそんなとしになったか」とおねえちゃんが言ってたけどどういう意味だったんだろう?

 ううん。今はおねえちゃんのことはおいといて今は士郎君のことなの。私は士郎君と昔みたいにいっしょにいたいの!

だから―――

「―――士郎君、少しおはなししようか?」

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