短編・嘘予告
□If.なのはが士郎と共に来なかったら
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いつかの未来
「ママ!これ、すっごくきれい!」
「ん〜?」
「真っ赤でピカピカしてて、きれい!…ねえママ。これ、ちょうだい?」
「…ごめんねー、ヴィヴィオ。それはママの大事なものだからあげられないの。」
「ママの大切なもの?」
「…そう。私のお兄ちゃんからもらった大切なものなの。」
「恭弥お兄さんの?」
「ううん。…そうだね、ヴィヴィオに教えてあげる。なのはママの自慢のお兄ちゃんの、…誰も知らない正義の味方さんのお話を。―――」