A×S(櫻葉)もっと知りたい・・・
□伝えたくて、でも、伝わらなくて
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「う・・・ぅん・」
天を仰ぐように手を上げて豪快なあくびをした。
そのまま楽屋のソファーに座って俺は眠りに落ちた・・・
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・・・ぐすっ・・・っでしょ?・・・・っちゃん・・・っぐすっ・・・
・・・どれぐらい眠ってしまったのだろう。
横ですすり泣く声が聞こえて目が覚めた。
そーっと薄目を開けて横をむいた。
視界に飛び込んできたのは君の泣き顔。
「っ・・・。しょっぉ・・・ちゃんっ。」
下を向いてひたすら俺の名前を呼び、君が泣いている。
「っして?・・・どっして・・・にっのなの・・・?うぅ・・・」
君の言っている意味がよく分からなかった。
どうして泣いているの・・・?
どうして俺の名を呼んでいるの・・・?