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□僕・君傘
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太陽は 僕らを照らし
雨は僕ら 洗い流す
正当なんて 在るわけ無いのに
あたかも在るように君は笑うんだ

笑い方も知らない僕にとって
この世界は謎だらけで
答えが迷宮入りするんだよ
それは世間知らずな僕にとって
恥でしかないんだ


暗雲が空を支配し
やがて雨が降り出した

「怖くなんかないよ」と耳元で囁く君の声が聞こえた
君は僕の隣に座り
赤い傘で僕を入れた

君は僕の好きな歌を歌い始めた
まだ君はこの歌をあまり知らなく
ときどき音が外れ
歌詞がデタラメで 思わず笑ってしまう
君は苦笑いをし 歌い続ける

僕は君の魔法にかかったかのように 悲しい感情が消えていくんだ

大切なことは 近くにある事に気づいたよ
人生の道に迷ったとき 支えてくれる仲間がいる
下手くそな僕の音色を響かせてやればいい

雨が止み 太陽が顔をだす
青空にキラキラと虹が輝いているね

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