ねこまんま。
□にっき。
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*序盤のみわざと平仮名です。
10月20日 はれ
きょうも、いちにちたのしかった。
あさはいつもみたいに、かおじゅうなめて、ごしゅじんさまをおこしてあげた。
なめるなら、あさはこっちのほうがいいだろって、ごしゅじんさまのかたくなってるものをさわらされた。
あたしはいいけど、そんなことしたらごしゅじんさま、おしごとちこく。
ほんきじゃないって、わかってるんだから!
いってらっしゃいのキスをしておみおくり。
ねこにもどってつめとぎや、おといれをすませる。
おひさまのさしこむまどぎわで、たくさんおひるねした。
そしたら、ゆめみた。
ごしゅじんさまの。
きょだいなカエルにおそわれるごしゅじんさまの。
それであたしがたすけるんだ!
ただ、つかまえたカエルをくちにくわえてひきずってたら、ゆめのなかで、ごしゅじんさまにおこられた。
カエルはいえにつれてこない!
なんてこのまえいわれたことば、そのままのセリフでおきた。
よるにそのはなしをごしゅじんさまにした。
わらわれた。
きょうはこうびはおやすみ。
ベッドでゴロゴロおはなししてたら、ごしゅじんさまはねちゃったから。
きかくをたててるさいちゅうで、かいぎがおおくていそがしいっていってたから、きっとつかれてるんだ。
そんなの、かおみればわかるしね!
だかれないで、もうふでふたり、ぬくもりをわけあうのも、やさしい、あいのじかんだとおもう。
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