プリンスイレブン
□第八話 VS木戸川!!
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ぷるるっと、壇家の電話が鳴り響き、偶然近くに立っていた太一は「はいです!!」と元気よく電話に出る。
「あ、太一君?」
「その声は……宮坂君ですね!!」
「うんっ」
電話の相手は雷門中に通っている小学校時代の同級生、宮坂了だった。
「今度、風丸先輩達の試合があるんだけど、良かったら太一君、一緒に見に行かない?」
「一緒にですか?」
「うん。前は陸上部の先輩と見に行ったんだけど、一人じゃ心細くて……」
あはは、と気恥ずかしそうに笑う宮坂に、太一はつられたように笑うと「じゃあ千石先輩達も誘って見に行くです!!」と返した。
「うん、分かった!! それじゃあ試合の時にね」
「はいですっ」
――――山吹中、宮坂了、雷門中応援に参加。
「……で?」
「なんだよ」
「おまえらは今回も雷門中応援に行くのか?」
「はいはーい!! 俺と亮ちゃんとがっくんは応援に行くC!!」
「……俺様も行く」
「じゃあ今回も皆で行きましょうよ!!」
「そうだな」
「俺も行っていい?」
「よし、来い萩之介!!」
――――氷帝学園、雷門中の応援に参加。
「――――**日は雷門中の試合を見に行くから予定空けとけよー」
『はーい!!』
「(なんかいつの間にか好例行事になってんだけど……橘さんも結構強引だよなー――――てゆーか元はと言えば神尾がさー……)」
――――不動峰中、雷門中の応援に参加。
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