Myth

【た】 2件

【タナトス (たなとす)】
ギリシア神話に登場する死そのものを神格化した神。
ニュクス(夜)の息子でヒュプノス(眠り)の兄弟。
抽象的な存在で、古くはその容姿や性格は希薄であった
ただ、神統記では、鉄の心臓と青銅の心を持つ非情な神で、
ヒュプノスと共に大地の遙か下方のタルタロスの領城に館を構えているという。
しかしホメーロスはタナトスとヒュプノスの兄弟が英雄サルペードーンの亡骸を
トローイアからリュキアへと運ぶ物語を述べ、初めてタナトスは人格神として描かれた。
さらに後世の神話では、臨終を迎えんとする人の魂を奪い去って行く死神としてとして描かれる様になる。


【タルタロス (たるたろす)】
ギリシア神話に登場する神であり、奈落そのもの。
プラトーンなどでは地獄として扱われるようになった。



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