Myth

【に】 1件

【ニュクス (にゅくす)】
ヘーシオドスの『神統記』によればカオスの娘でエレボス(幽冥)の姉妹であり、
エレボスとの間にヘーメラー(昼)とアイテール(上天の清明な大気)、
カローン(地獄の渡し守)をもうけた。
ほぼ死を意味する同意語とも考えられる、
忌まわしいモロス(死の定業)、死の運命であるケール、またタナトスを生んだ。
次いでヒュプノス(眠り)とオネイロス(夢)の一族を生み出した。
更に、モーモス(非難)オイジュス(苦悩)を生んだとされている。
義における憤りに気づく復讐の女神であるネメシス(義による復讐)もニュクスの子である。
さらにアパテー(欺瞞)、ピロテース(愛欲)、ゲーラス(老年)
そして人間の苦しみの大きな原因とも言える「争い」の女神エリス(争い)もニュクスの子である



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