暗雲低迷本編

□#02 花と十字架U
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この町は変だ

普通イノセンス回収といえばどんな田舎町でも大量のアクマが付き物なはず

でもここでは普通の町よりもアクマの数が少ない

どこかで壊れているのであろうか

しかもだ異様といっていいほどに植物が多い

「なークロウこれ本当にイノセンス回収の任務なんさー?」

『そりゃそうでしょコムイさんがそんなくだらな過ぎる嘘つくわけが無い
 ついてたらついてたで・・・』

「なんかクロウが黒いさ;」

『ははっ気のせいですよ
 それよりもラビあそこにアクマが沢山いるけど?あそこにイノセンスがあるかもしれません』

「急いで行く・・・さぁ?」

突然気の抜けるような声を出したラビに驚きラビの向いている方向、目の前を見た

そこには黒髪の青年が立っていた

その青年もまた変だ

顔面の右半分に植物が生えているそして眼球の代わりには白い牡丹の花のようなものが咲いていた

「アクマか?」

槌に早速手を伸ばし始めるのを止めた

『あれはアクマじゃないよだってアクマの魂の存在を感じ取れないそれにほら・・・』

相手の青年はまったく動こうとはせずにいいた

それどころか「ついてこいお前らの目当てのものまで案内してやる」なんて事を言っている

僕等は言われるがまま不気味な青年についていった


それが様々な出来事への道へと導いているとも知らずに




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