本棚 4
□激愛
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『殺したいほど愛してる。
貴方に殺してもらえるなら。
二人の魂が永遠に一緒に居られるならば地獄でもかまわない…
愛してる
愛してます
だからその手でどうか私を…………』
「なになにこのドラマ!冒頭から重苦しいよ!!!」
そう始まりの台詞はドラマの内容である
我が事務所の裏の所長様が借りてきたDVD
僕は書類何々の処理がある為画面を見て居なかったのだが…
聞こえくるのは、重苦しい台詞ばかり
思わず僕はツッコミました!
だってそのドラマを未成年でありまだ幼いハミちゃんも見るのはどうかと思う!
ここが裁判所なら確実に
『異議有り!!!』
と声を荒げていたと思う。
「もぉなぁにナルホド君!今始まったばかりなんだからぁ!」
裏の所長様は頬を膨らましご立腹らしい
「いやいや!その内容のドラマをハミちゃんが見るのはちょっぴりマズイんじゃない?」
けれどハミちゃんは
「そうですか?恋愛ドラマは愛と憎しみが醍醐味ですわ!」
なんてキラキラ瞳を輝かせていて…結局僕はその後何も言えずそのドラマを聞いて過ごしたのだった