本棚 3
□運命
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最近同じ夢を見る。
誰かを庇って死ぬ夢を。
本当ならそんな夢なんて二度と見たくないし、忘れようとするはずなのに、その夢だけは何故か忘れる事が出来ない。
いつも夢の最後に俺は相手に愛してると、気持ちを告げる。
そして必ずその後に目が覚める。
「またあの夢か・・確か・・ルフィって名前だったけ・・」
内容のいい夢とは言えないが、何故か心が満たされる。
時計を見ればいつも目覚める時間になっていた。
「今度は顔位見たいもんだな・・」
小さく呟き、身支度をするためベットから起き上がった。
ポートガス・D・エースそれが俺の名前。
外国で生まれ、今は日本で親父の仕事を手伝っている。
それなりの役職に付き、自由にさせてもらっている。
あの夢を見るようになってから、俺の日常は変わった。