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□どうもお騒がせします☆(クリスマス編)
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アレンは女を部屋に入れるとソファに座らせ救急箱を取りに行く

そして招き入れられた女はキョロキョロと当たりを見渡し、もう一人の目的の人物をさがす

キョロキョロ…キョロキョロ…キョロキョロキョロキョロ。

けれど目的の人物は見当たらず、女は首を傾げているとキョロキョロのし過ぎで目眩に襲われる。


『ふほぅ…腐腐腐レーダーが不調なのか?神田っちの気配はどこや…どこなんや!』

するとアレンが救急箱を持って女の元に帰ってくる

消毒液を浸したガーゼを優しい手つきで傷にふれていく。

『にゃは…アレンたんは優しい子だね☆アタイ感動したわ!もし悩みがあるならアタイが解決してあげるわよ』

少し困った様に笑うとアレンは小さな声で語りだす


「ふふ…貴女って面白い方ですね。不思議な人
ならば僕の愚痴を聞いてもらえますか?」

傷の手当てを終えるとアレン口を開く、涙を溜めながら。

「僕の恋人が今行方不明なんです。
アルマって人とゲートを潜ったまま帰って来ないんです、せめて生きているかだけでも知りたい…」

『その話しの時期に来ちゃったんかアタイ!にゃんてこったい☆
やっべぇやってもうたやね(`∇´ゞ

待ってて、今すぐアレンたんの涙を止めたげるから』

アレンはキョトンとした表情で金髪の女を見ていた、懐から謎の物を取りだし、何やら懸命に指を動かし呪文のような言葉を呟いている


『ほにょ、ふにゅ!ほっと…おらっ!早くけぇってこい☆
よし来た、ほれ来たぁ!
腐腐腐はちゅどう☆
よっこらせぇ!』

「あっあの貴女は…」

すると教団内に響き渡る侵入者の容姿を伝える放送が流れる。

【金髪姿の女性
特徴は派手なヒョウ柄コートを羽織っているとの事、見つけ次第捕獲!】

「はぁ?貴女が侵入者ですか?!
でも害はなさそう…変な人だけど」

今も女は奇声上げて呪文らしき物を唱えている。


「一応、報告だけしとくか…。それにしても変な人。ふふ…」


久しぶりに笑えた気がしたアレンはその女を部屋に置き、近くに居たリナリーに報告すると、部屋に戻る。

そこには今だ女が指を動かしている

『こにょやろっ!へたれ…ふむむっ!まだかまだ何か足りんのだにゃ…』

すると女とアレンの視線が合う


『もうちっと待っててねアレンたん☆
もう少ししたら…。
むふふっ☆』

妖しく緩む女の唇。
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