青エク

□こんなことになるとは
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誓いの別バージョンで書いてみた。
もし不審者が露出狂だったら
(最初らへんは同じです)



俺と坊がまだ小学三年の時の出来事。

あの日は確か学校のグラウンドで遊び過ぎてちょっと帰るのが遅くなっていつもは使わない近道を通った時の事だ。


「…なぁ志摩この近道って今日学校で言うてた変な人が出るて場所ちゃうかったか?」
「せやけど急いで帰らんと怒られますし」
「……せやな。分かったわ」


手を繋ぎ回りを見渡しながら慎重に進むが学校が言ってた不審者は見当たらなかった。
二人はほっと胸を撫で下ろし警戒をほどき、角を曲がった所でそれは甘かったと思い知る。


壁に凭れて変に笑み浮かべている男が立っている。
それは学校で言っていた特徴と一致していた。
早く逃げなきゃと思うが足が動かずブルブルと震える。
だが横に居た坊は震える手で咄嗟に俺の後ろに隠した。


その男は何を思ったか突然ズボンのチャックを下ろし下半身を露出した。
後ろに居る勝呂がヒッと息を飲むのが聞こえ俺は頭の血管がぶちギレる音が聞こえた。


「てめぇ…おっさん坊に汚らわしい物見せてんじゃねぇ!!!坊のピュアなお心に傷ついたらどう責任取るんや?あぁ゛?」


俺は渾身の力を足に込め男のソレを思いっきり蹴りあげた。男はぎゃ〜〜と悲鳴をあげ白目になり泡を吹き出しながら倒れた。
その悲鳴を聞きつけた人が駆け付けてきて110番に通報していた。


「坊…もう大丈夫ですえ」
「…………あれもう使い物にならんな」
「へ?あ〜はは…まぁえぇんちゃいます。それよりもうこの靴履けへんな。気にいっとたんに」


暫くすると警察が駆け付けて巷で騒がしていた露出狂を捕まえたと志摩が偉い誉められていた。



「坊なんか感謝状貰えるんやて♪嬉しいわ」
「良かったな。そのネタで新しい靴買うてもらいや」
「せやね」



志摩が感謝状を警察に貰ったと言う情報は次の日学校に行ったらクラス中いや学校中に知れ渡っていて志摩のあだ名がエロ魔人から金蹴りマスターになったみたいだ。


「何でこう俺のあだ名って変なんばっかなんやろ。……坊、金兄にこの事言わんで下さいね?絶対からかうんであん人」
「おん…絶対言わんから安心しぃ」
「おおきに坊」

軽く泣きそうな志摩を見、こいつがいつもどんな風にいつも金造にからかわれてるのか心配になった。

(弟苛めるんも大概にしとけよって言うたらなあかんな)

End


あとがき
こんな下らないのは流石にあげれないと思って別バージョンと書いてみたけどホントくだらんWホンマは別の話で柔+子廉+子坊で坊が苛めらて困ってるって柔兄に相談して柔兄が坊に伝授した技が金蹴りやったって話にしようとしてたんです。坊のあだ名が金蹴りマスターなんていやだなって思ってボツにしたけども。
ではここまで読んで下さり有難う御座いました

2011/8/30


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