ジョジョ

□日誌
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放課後になり、さて帰ろうかと後ろの席の承太郎に問いかけるとお前先帰ってろと返事がかえってきて僕は何で?と振り返ると机に日誌を広げて難しい顔して記入していた。



「あっ…君当番だったのか…ささっと書いて出したらいいのに」
「…お前な当番なんだからきちんとやらねぇと駄目だろう」

やれやれだぜとお決まりの台詞を言いながらサラサラを綺麗な字で記入されていくのをボーっと眺めてた。




(変な所で真面目だよね…邪魔しちゃ悪いし暇だな)


承太郎の筆箱からえんぴつを取りクルクルと手で回しながら待ってると隣のページが明日書く人の分で空白だったので悪戯心が湧いた。


(邪魔はしないから、いいよね?ふふっ)





***




教室が静かになり見渡すと俺と花京院しか居なくて、そんな真剣に書いてたのかと花京院に待たせてすまなかったなと言うが何処か嬉しそうな顔してる奴を見て首を傾げる。




「ん?何だよ」
「いや…何でもない」




クスクス笑う相手に疑問を抱くがまぁいいと納得してえんぴつと消しゴムを筆箱にしまうと出した覚えが無いえんぴつがあり、その場所付近に文字が書いてあり内容が気になり日誌を逆さにし読むと…



「お前っ…馬鹿か」
「酷いなぁ何一つ間違った事書いてないよ僕は」



その内容は僕が好きな承太郎の所一覧表だ。とても優しくてたまにドジ踏んだりでお茶目な所もあったり案外照れ屋で可愛くてベ…etc.





内容が内容なだけに恥ずかしくて消しゴムですぐ消したくなるがこいつなりの不器用な恋文?だと思う事にしてそのページを破って鞄に入れた。




「あれ?破って良かったのかい?」
「消して、無かった事にしてもいいなら消すが」
「ううん…駄目だよ僕の気持ち沢山込めたからね…大事にしてくれたら嬉しいな」





さぁ帰ろうか…と軽く手を出されて周りに人が居ないことを確かめてから相手の手を掴み学校を後にした。





後日やはり先公に怒られたが花京院が鼻血を垂らしたので破って捨てましたと言ったらアイツならやりかねないと妙に納得して貰えたので助かったぜ



End


あとがき
花京院涙目ですねきっと…
何故か花京院が承太郎にベタ惚れで気持ち悪い文になってしまった。
承太郎そんな紙捨てろよな…
可愛いベ…は以後ベッドの中の承太郎です
ここまで読んで下さり有難うございました

2013/7/3


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