青エク

□惚れた弱み
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蝉の声が鳴り響く夏。この暑い中クーラーもつけず扇風機一つで夏を乗りきろうなんて無謀な話だ。

「ねぇ〜坊クーラーつけましょうよ?」
「あかん…お前は耐え性が無いやっちゃな」

坊かて暑いくせにとじーと視線を送るがガン無視だ。

坊が珍しく部屋に来いって言うから久々にラブラブ出来るてワクワクしながら行ったら一緒に夏休みの宿題しようやってお誘いやった時は軽く立ち眩みになったわ。

……にしても坊は溜まらんのやろか?
いつも涼しい顔しとるけど同じ男やしな。
う〜ん…いつか使おうて思うとった奴使う時期が来たんやろか。

急に立ち上がった志摩を不思議そうな顔で勝呂がトイレか?と問い掛けるがちょっと飲み物お代わりするんで待っとって下さいと部屋を出た。

志摩は自分の部屋に戻り勝呂と付き合ってからいつかは使ってみたいと思い買った媚薬をズボンのポケットに入れた。

(これをちょっと飲み物に入れたら流石の坊でも涼しい顔出来んやろ)

志摩はにやけそうになる顔を必死に耐え、坊の部屋に戻り何食わぬ顔で坊と俺の飲み物を机に置いた。

「おおきに…けどお前が優しいと気味悪いな。……何や入っとるんちゃうやろな?」
「いややわ〜俺がそんな酷い事するわけないやん」

内心坊鋭すぎて怖いわと叫びながらも何とかボロが出ずにすんだ。



数分後
宿題をしてるフリをしながらチラッと坊を眺めるとほんのりほっぺが赤く染まり少し呼吸が荒かった。

(そろそろ効いてきたみたいやな)

「坊…顔赤いですけど熱でもあるんどすか?」
「っ!!何でもあらへんわ。気にせんと宿題しとき」
「せやけど気になるしおでこ触らして下さいよ。」

坊の隣に座り逃げようとするのを押さえおでこを触るとビクッと震え、んッと艶めかしい声が聞こえた。

(なっなんや!ちょっとしかあれ入れてないんにこんなんになるんかい)

「ハァ…あっ…やっぱお前さっきの飲み物になんか入れたやろ?」
「っすんません坊!最近ご無沙汰やったんでつい」
「ついちゃうやろが…うぁっ…ッ責任ちゃんと取るんやろな?」

潤んだ瞳で腕にしがみつき上目遣いで見つめられた俺はとても我慢など出来なくなった。

「勿論取らせて頂きますえ。残さず綺麗に…ね?」

志摩は余りの勝呂の色気に舌舐めずりをした。
すると勝呂はもどかしくなったのか志摩を壁に凭れさせズボンのチャックを口で下ろし
ながら下着から志摩のモノを取り出し口にくわえた。

「んぁっ…ちょ坊積極的過ぎるて。」
「っ…ふ……ジュプ…濡らさな…中入れた時ッ痛いやろが?」
「そらっそうやけど…んっ坊ちょっとエロ過ぎ…やて。今なら往生しても幸せやわ…ぁ」

薬を使ったらこないな坊が見れるならまた使こうてみたいとぼんやりと考えてると腰からゾクゾクとあの感覚が沸き上がり坊出るから離してとソレから顔を退かそうとすると、その拍子に歯が少し当たって坊の顔に射精してしまった。

「っあ…坊すみません!!ティッシュで拭きますんで」
「んっ…そんなんいらん」

坊は何を思ったか顔の回りについた精液を手で拭い口の中に残ってた精液も掌に出し、それを指に塗り自分の中を慣らし始めた。

志摩は自分の目の前でそんな淫らな行動をされ、またソレが立つのを感じた。

「坊…早く中に入れたいッ」
「ふぁっ…ッ…ちょっと待ちいや?………ん…もうえぇやろ…」

向かい合わせのまま坊がソレを手で支えながらゆっくり中に入れていく。坊が慣らしてたお陰で案外スムーズに全部入った。

「坊…痛く無いですか?」
「っん…大丈夫や……動いて大丈夫やで?」

それを合図に志摩は下から突き上げ自分だけ先にイカされたのを少し根に持ってるのかやたら前立腺ばかりを執拗に擦りつけられた。

「うぁ…あッ……ん…しまぁ…いい加減ッ前も触れやアホ」
「ふっ…すいません。一回触らずにイカせて見たかったんですえ?」
「んぁっ……ホンマ質悪いやっちゃな…もう俺がやる」

中々触ろうとしない志摩に焦れったく感じ自分で触ろうとするが志摩に押し倒され手を頭の上に固定され身動きが出来なくなった。
その間も動きは止まらず体位が変わった事によりソレがもっと奥に入り、耳元に志摩が情交の時しか出さない掠れた声が聞こえゾクゾクとした快感が全身を襲った。

「たまにはッ…俺のワガママ聞いたって下さいよって」
「んぁっ…クソ…しま…あぁぁイクッ」
「ッ…俺もいきそっ」

二人同時に射精し、勝呂は薬の効果が薄れてきたのか萎えてるのに対して中にある志摩のソレは萎えずにまた大きくなっていた。

「っ…志摩…もう無理やて」
「坊のあないな姿見せられて興奮しない方がおかしいですって。まだまだ付きおうて下さいね坊?」
「……チッ…明日マッサージしてくれるんやったらえぇ」
「!!!幾らでもしますよって」


何だかんだで本気で拒めない自分はこいつに
振り回されてるんだろうな。


End



あとがき

お世話になってる桐さんにリク頂いて書いて見ましたが全くリクに答えれてないし無駄に長いしエロたいしたことなくてすみません。
こんなんで良かったら貰って下さい♪
あかんかったらまたちゃうん書くんで。
長ったらしい話にお付き合い下さり有り難うございました。

2011/8/13

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