ps.I love you

□君が好き3
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月明かりに照らされる。

私と貴方。

夜明けがもう近い。


「あっ…、あ…ん」


首に巻かれた黒い布が、私と貴方を結ぶ糸。


「…蘭、返事が間違っているぞ。約束したはずだろう…?」


耳元で聞こえる貴方の言葉。

心の奥でそっと唱えて、頭の奥にぎゅっと刻み込まれる。



私はもうずっと、ずっとそうだった。





「…にゃぁ」








君が好き3






これは私と蓮二が穏やかにな関係になる少し前の話。


今でこそ、本当の恋人の様になれた私達だけど、

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