ps.I love you

□君が好き5
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目の淵に涙を浮かべながら、それでもリムは俺の事を不思議そうに見上げている。

ああ…、やっぱかわいいなぁ、まじで。

「…!あっ、がっく、ん…!!」

思わず激しくしてしまった指が、リムの一番いいところに当たったようだった。
今までより一層高くてエロい声を上げて、リムは腰を跳ね上がらす。

「はっ、あっ…、もぉ我慢でき…、ない」

それはこっちの台詞。
お前、まじでかわいすぎんだよ。

「!!ひぁっ、やっ…!」

…ごめん、リム。
俺、初めては絶対優しくしてやるつもりだったけど…。

「あっ、い、たい…!」

ごめん…。
今はただ、お前の涙さえも愛しいんだ。
ごめん、リム。
こんな男で。




「なぁリム…、名前、よんで…?」

「ふっ…、あ、ぅ……」

快楽なのか痛みなのか。
リムの呼吸は荒々しかった。
けどそれでも、俺の理性は暴走を続ける。

「はっ…、あ…、がっく、ん…」

「違う」

「ひぁっ!あっ…」

そのじれったさになんだかむしゃくしゃして、俺は前触れも無く自身を更に強く突き動かした。
リムの目から溢れ出る涙を舐め上げながら、それでもまっすぐにその潤んだ瞳を見つめる。

「名前…、呼べ」

そしてまた、強すぎるかもしれない律動を繰り返す。
リムは必死に俺の両腕を握り締めていた。

「……あっ、……がく、と」

…ようやく、俺の望んでいた言葉が耳に入る。

「もういっかい」

「…がくと。…大好き」

……。
ああ、もうだめ。

「あっ、やっ」

もう無理。もう止められねえ。

「あっ、ぅ……、あ……」

一瞬、意識なんてどっかに吹っ飛んでいった。
気が付けば目の前にはまどろんだ顔をしたリムがいて。

「……まだ、離さないで。…がくと」

そう言ってしがみついて来るお前が、本当にマジで愛しくて、俺は思い切りリムを抱きしめた。


…おねえちゃんに見られたら、俺きっと殺されるな。
けどそん時は、リムを人質に取ってだって生き抜いてやる。

お前と最後まで一緒に居たいから、な。



FIN.
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