本編

□隊士との出会い
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「ねー、小夏ー。やっぱり帰ろうよ…」


「亜衣利だけ帰ればいいじゃん。どうせ、こんな夜だから怖いんでしょ?」


「うっ…小夏酷い…;」


「小夏ちゃん、亜衣利ちゃんいじめるの止めない。涙目になってるよ?」


「しっらない〜Ww」


「屡架ぁ〜!!」


「おー、よしよし。」





子の刻。
町は静かになり、人々も寝静まった頃。
そんな時間に、女3人が歩いていた。
髪を左側でまとめ強気な女、綾川小夏。
髪を右側に流したおしとやかな女、神咲屡架。
髪は短く猫みたいな容姿な女、工藤亜衣利。



こんな時間に何故、3人が外にいるか疑問な所だ。事の元凶は"小夏"である。その元凶に屡架と亜衣利は付き合っている。



「その説明じゃあ、私一人が悪いみたいじゃん。二人は勝手に着いてきたのっ!!」



…訂正。
その元凶に二人は勝手に着いてきました。



「酷いっ!!私は、小夏が心配でっ」


「そうよ。まぁ、小夏ちゃんをほっといたら大変な事になるに違いないのが、本当の事だけど…」


「どさくさに紛れて酷いこといわなーいっ!!」


「酷くない。」


「最低!!まぁ、今日は許す。そんなことより早く町出て、親の届かないところに…」


「ストップ。誰か来る。」


「誰かって誰?」



小夏が歩き出そうとすると屡架が人の気配を感じて、歩くのを止める。亜衣利はビクッと怯え、屡架に抱きつく。





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