本編

□お手伝い
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「暇ですね。」


「暇なのか?」


「ひ、土方さんッ!!」



小夏と別れてから屡架は母屋に戻り縁側に座って休んでいると、いつの間にか近くに来ていた土方に声をかけられ驚き転けそうになった。そんな屡架の反応に笑いを堪えている。



「わ、笑わないで下さいッ…//」


「悪い悪い。声かけただけで、そんな驚くと思わなくてな…」


「いきなり話し掛けられれば、驚きますよ…」


「それもそうだな。次からは気をつける。…それより暇か?」


「暇ですよ?どうしてですか?」


「書類がたまってんだ、手伝ってくれねーか?」


「いいですよ?」



土方の頼みににっこりと微笑めばゆっくりと立ち上がる。土方は屡架が立ち上がったのを確認すれば、歩幅を合わせながら部屋へと向かう。屡架は土方のそんな心遣いに自然と笑みがこぼれ嬉しくなった。






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