本編
□酒は飲んでも飲まれるな2
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「土方さん、着きましたけど大丈夫ですか?」
「あぁ…」
別室へと移動し、屡架は優しく声を掛けるが、返ってくるのはあまりにも素っ気ない返事だった。
「休んだ方が宜しいですね。蒲団敷きましょうか?」
「頼む……」
屡架はにっこりと微笑み、テキパキと蒲団を敷き始める。もうすぐで敷き終わる時、いきなり肩を押され屡架の身体は蒲団の上へと倒される。
「ひじ、かた…さん…?」
「なんだ?」
「何をなさるつもりなんですか?」
「見て分からねぇか……」
そう良いながら土方は屡架の髪をまとめている簪を引けば、髪がパサリと落ちていく。そして、そのまま帯へと手を伸ばし解き始める。屡架は大人しくされるがままになる。
「抵抗しないんだな…」
「する理由がありませんから……」
「そうか…なら続けるぞ?」
「はい……//」
土方は着物を脱がしていき、裸にする。少し肌寒いのか身震いをする屡架を優しく抱きしめる。
「屡架…頼みたいことがある……」
「何ですか?」
「……この口でよ…何時ものように舐めてくれねぇか?」
「あっ…そんなことですか。いいですよ?」
屡架は土方から離れ起き上がり、土方の服のボタンを外し脱がしにかかる。全て脱がし終われば、服を綺麗に畳み土方を見つめる。
「どんな感じが良いですか?」
「好きなようにしてくれ…」
「分かりました。」
長い髪を片耳に掛け、妖艶な笑みを浮かべ土方の自身に舌を這わせる。それと同時に土方は身震いをする。屡架は舌を器用に使い裏筋から付け根まで綺麗に舐めとる。
「ッ…る、か…」
「何ですか?」
「……その胸使ったらどうだ?」
「……土方さんは注文が多すぎます…まぁ、私なりにやってみますが…自信ないので期待しないでくださいね?//」
屡架は改めて座り直し、土方の自身を胸で挟む。そして、胸の上部から少し出ている自身の先端を舌で舐めながら、自らの手で胸を揉み刺激を与える。
横たわっている土方は息を荒げ、時折小さい喘ぎ声を漏らす。
「土方さん…感じてますか?凄い、ドクドクって脈打ってるのが直に感じます…//」
「あぁ…屡架にそんな技術があるとは思わなかったけどな…もっと、激しくして良いぞ?」
「激しいのがお望みですか?」
「あぁ…」
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