本編

□旅行2
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小夏:で、これからどうするの?


屡架:そうね…人数が多いから何をするにも難しいわね…



 客間に男女会わせて13人。
その人数を見渡すとため息が出るくらいなにもすることがない。考えても良い提案が出ず、時間が刻々と過ぎて行く中、華那が声を出す。



華那:では、もう夕方に近いので買い物に行きませんか?3つくらいに分けてお料理対決とか…


響:対決、面白そうじゃん♪


雪弥:響、やる気…


黎:料理苦手…新八さん助けてくれる?


新八:俺かっ!?


左之:新八には助け求めんなぁー


平助:はは、確かに…壊滅的な料理になるからなー


亜衣利:皆、やる気だよー華那さんっ


華:なら決まりねっ



 華那は嬉しそうに微笑み、亜衣利に抱きつく。そして、班分けをどうするか悩み始める。そんな華那に土方が然り気無く話し掛ける。



土方:こんなに大勢だと面倒くせぇな…料理うまいやつを分けた方が良いだろう…


沖田:なら、亜衣利と神咲ちゃん、響は分けるでしょ…で、それから色々していって…



沖田を筆頭に後ろで騒いでいる人以外で班を分けていく。

結果…
@屡架、土方、華那、小夏、斎藤
A亜衣利、沖田、黎、新八
B響、左之、平助、雪弥

という班に別れた。



響:屡架の所、ずるくないっ!!料理うまい人が三人もいるっ!!


亜衣利:ホントだにゃー……負けるよ…


沖田:亜衣利には甘味があるでしょ?僕たちは甘味で勝負しよ?一人使えなさそうな人がいるけどね…



沖田はそういいながら隣にいる新八を横目で見る。それに気づいたのか新八は苦笑いをする。




小夏:新八さん……ぶきっちょ…


黎:身体が大きいから小さいことができないんですよ。


雪弥:……黎…それ、フォローになってない…


土方:ほら、話してねーで始めんぞ!!


華那:ふふ、好きなものを使っていいので自由に始めてください。




華那は材料が置いてある方を指差しながらニッコリと微笑む。それを合図に周りの皆は動き始める。








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