本編
□過ち
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「離してッ!!」
拐われた亜衣利はある宿に連れられていた。此処まで来るのに亜衣利は何度も抵抗をした。しかし、抵抗は虚しく無意味に終わった。
2階の一番奥の部屋に着けば、浪士達は中へと入っていく。中には、一段と黒い何かを纏った男が座っていた。亜衣利を捕まえていた浪士は、その男の前へと投げつける。
「痛ッ!!」
「頭、コイツがそうみたいですぜ?」
「ほぅ…随分と可愛らしいお嬢さんだ。」
「ッ…」
男は顎を掴み、上を向かせマジマジと顔を眺める。亜衣利は怖さに涙目になりながら、睨み付ける。睨まれれば、その男は声を出して笑い始める。そして、亜衣利をそのまま押し倒す。
「てめぇら、誰も部屋に入れんじゃねぇぞ?」
「分かりやした…」
男は部屋から皆、追い出すと亜衣利をまた、マジマジと見つめる。
「沖田総司を知ってるか?」
「ッ…し知りませんッ!!」
「ほぅ、あくまでも知らないと言い張るのか?」
「知りません、そんな人…」
「なら、何時までそう言っていられる?」
男は妖しく笑えば、着物の帯を外し、帯紐までもを外す。帯紐を亜衣利の口に結び、話せないようにする。
「これで大声は出せれねぇな…ここからが本番だ、楽しませてくれよ?お嬢さん…」
「ッ!!」
男は亜衣利の着物を脱がし、下着までもを脱ぎ去ってしまう。亜衣利は泣きながら抵抗をするが、男の力によって頭の上へと腕を固定される。
男の手は亜衣利の首、胸、腹の順に流れていく。次第に手は下部へと降りていく。亜衣利は顔を歪ませる。男は面白そうに笑えば、感じても濡れてもいない秘部へと指を無理矢理入れる。初めての感覚に顔をもっと歪ませる。
「やはり、沖田でしか感じないか…なら、ならさずそのまま入れた方が楽しいか…」
男は拘束していた手を外し、着ていた着物を脱ぎ始める。亜衣利はその隙を見て、着物の羽織り口を拘束していた帯紐を取り、逃げようと襖に手を掛ける。しかし、それは許されず、畳へと押し倒される。
「逃げられねぇよ…逃げられたとしても、そんな、格好で逃げられねぇよな?おとなしくしてろ…」
「いやッ…い、やッ…イヤッーーーー!!!!」
男は四つん這いの亜衣利に無理矢理、猛った自身を捩じ込んだ。部屋には亜衣利の悲鳴が響き渡る。
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