本編

□過ち
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「……無理なんか、してないよ……」


「嘘、亜衣利…おいで…」



身体を震わしている亜衣利に両手を差し出す。亜衣利は泣きながら抱きつく。沖田は優しく抱きしめ返す。



「ごめん…ごめん…」


「そ、ぅ…ちゃんッ…うッ…わぁッーんッ…」


「亜衣利…」



しがみついてくる亜衣利を優しく頭を撫でる。亜衣利は涙が止まるまで泣き続けた。泣き終われば、腫れた目で沖田を見つめる。



「総ちゃん…接吻、して//」


「亜衣利…」



沖田は優しく目尻に貯まった涙を指の腹で拭う。そして、優しく接吻をする。徐々に、接吻は舌を絡める深いものへと変わっていく。亜衣利はぎゅっと着物のを握りしめる。長い接吻が終わり、沖田は離れていく。



「亜衣利…抱いていい?あいつらが触った跡消していい…」


「ッ…お願いします…//」



頬を染めながら言う亜衣利を優しく蒲団へと押し倒し、着物を脱がしていく。身体中にはあらゆる跡が残されていた。沖田は優しくその跡に口付けていく。



「亜衣利…守れなくてごめん…」


「謝らないで…総ちゃんは、守ってくれたよ…この血そうでしょ?あの男、斬ったんでしょ?」



亜衣利は沖田の頬についていた血を拭う。泣きそうになりながらも嬉しそうに言う。沖田はそのまま、自分の印を残していく。



「亜衣利…強いんだね。」


「落ち込んでたら、何も進めないよ…前向きに行かなくちゃ…」


「うん…これから、絶対こう言うこと起こさないから…絶対守るから…」


「うん。総ちゃん…なら、安心して任せられる。」



亜衣利は優しく微笑めば、沖田に抱き着く。



「ん〜亜衣利の可愛い胸が…」


「ッ…//総ちゃんの変態ッ!!//」


「嬉しいくせに〜」


「嬉しくなんか//」


「そんな子にはお仕置きだ、優しく抱いてやるッ!!」



沖田はそのまま、亜衣利に優しく接吻をして、優しく壊れ物を扱うように抱きしめるのだった。


この甘い時間は、朝まで続けられた。




そして、この事件から沖田は何をするにも亜衣利と行動を共にした。



二度とこんな過ちを起こさぬよう……










→オマケ
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